2022.01-02/鉄骨ALC造3階建+塔屋 55.0+5.0坪(198.0㎡)/1ヶ月
幹線道路より一歩入った静かな環境にある鉄骨ALC造3階建と塔屋の解体です。塔屋とはビルやマンションの屋上で上に突き出した部分のこと。今回は、その塔屋部分のみ「斫り(はつり)」作業で手壊し。マンションが立ち並ぶ閑静な場所ですが、通学路にあたっているようで人の流れは絶えることがありません。そのため低層階の解体ですが、いつもより慎重に行いました。
前半は室内の解体と塔屋の解体までを掲載。中盤は重機を使った建物解体の様子、後半は基礎の解体です。超特大鉄筋コンクリートの基礎にはビックリ!!! 最後に、整地をして通路の清掃と侵入禁止の杭打ち・境界線ロープを張って解体工事完了です。
ALC造とは、セメントや生石灰などを高温で熱して気泡加工した「気泡コンクリート」を使った建物の構造のこと。鉄筋と組み合わせた「ALCパネル」は、軽くて強度があるので耐火性や遮音性を重視する人に人気だそう。木造建築よりも数段時間のかかる解体を眺めていると、鉄筋鉄骨建築に負けず劣らず「地震に強い」理由がわかります。
[4]室内の解体開始。分別処理のため天井や壁材などは剥がしておく
[9]防音シートではなく、安全性の確保と作業音低減効果に優れた防音パネルの設置
[12]重機SK135SRDで解体開始。重機オペレーターは植木、メインスタッフは前川
[13]鋼鉄を切るためのアタッチメント「鉄骨切断機(カッター)」を使用
[16]外壁部分の鉄骨も低くなったので、防音パネルも徐々に取り除く
[18]瓦礫を鉄骨・鉄筋とコンクリート等に分別しダンプに積込む
[19]解体用散水機を使いコンクリートガラの粉塵を抑制!!!
[20]基礎部分を残して上モノの解体は終了。防音パネルも下3段を残して撤去
[21]重機SK75SRDでブレーカ(ハンマー)を使い基礎の解体を開始。オペレーターは山野井。鉄筋はバナーで切断
[22]超特大鉄筋コンクリートの基礎を破砕し、分別解体する様子をご覧ください