2020.10-2021.01/RC造(鉄筋コンクリート)4階建ビル 延べ床面積106坪(350.0㎡)/約4ヶ月
市街地から少し離れた高台にある閑静な住宅地にあるRC造(鉄筋コンクリート)4階建のビル。今回は、ダンプの搬出入や重機等の作業スペースが難しいため、重機をラフタークレーンで「4階」に吊り上げ、4階から解体する階上解体。(まず屋上をハツリ工が解体し、4階にスペースを確保)安全性の確保と防音のため建物全体をパネルで覆っての作業のため、今回は作業工程の撮影があまり出来ずに残念!!!
中盤はラフタークレーンを使い重機を屋上に釣り上げるシーンから。上層階から低層階への解体、それに伴う瓦礫の搬出(分別作業)を順に掲載しています。
終盤は基礎の解体から始まり、井戸の埋戻しや花壇・ブロック塀の解体、最後に整地をして解体工事完了です。どうぞ最後までご覧ください。
[6]分別処理のため、あらかじめ天井や床、壁材などは剥がしておく
[7]建物の周りを、安全と防音対策のため「防音パネル」で覆う
[8]作業スペースの確保が難しいので、重機を「4階」に吊り上げる準備。まず、ハツリ工が「屋上」のシート防水を剥がす
[9]重機の重さで床が抜けないように、重量サポート(支保工)で補強
[13]ラフタークレーンを使い、重機SK75SRDの揚重開始
[15]4階部分の防音パネルを外し、ようやく重機が顔を出す!!!
[16]見た目は変化がないように見えますが「3階」の解体です
[21]ダンプの搬出用に正面の防音パネルをはずす。1階部分を残した内部の様子
[22]重機SK75SRDから大型の重機SK135SRDに交代
[24]建物の解体は終了。残すは基礎とブロック塀の解体に井戸の埋戻し
[25]基礎の解体。狭いスペースでクラッシャー(大割)が使えず、ハンマーで床材と基礎を破砕
[26]基礎を撤去した部分を、15トンの重機で踏み固めながら埋め戻す
[32]井戸の入り口部分の土管を重機で壊し、ポンプを使い水抜きを開始
[34]塩化ビニールのパイプを入れ「息抜き」を行う(事例集49の最終盤を参照)
[35]コンクリート塊から作られた再生砕石や再生砂などを使い埋戻し
[36]近隣の車に防塵用シートを被せる(左)。縁石の補修(右)
[38]「養生」のため石垣との接地面に張り付いた発泡ウレタンやスチロール等の断熱材を分別
[39]埋戻し用の残土ダンプ8パイ分で約40㎥(リューベ)を用意
[40]最後に隣家との境にあるコンクリートとブロック塀を慎重に撤去!
[41]隣家を破損したり瓦礫が入らないように手壊しで進めていく